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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

南米の日韓戦

試合開始前、TV画面に大写しされたロナウジーニョの顔つきが違っていた。あの、コメディアンのようなニタニタ顔はどこに行ってしまったのか。ロナウジーニョだけでなく、アドリアーノもルシオもジダもだれもかれも、ブラジル勢の顔は引き締まっている。さすが南米の日韓戦だけのことはある。(どちらが、日本かって? そりゃ、ジーコのブラジルですよ・・・・)

 南米の大国にして隣国であるブラジルとアルゼンチンは、もともと仲が悪く、それがサッカー試合のライバル意識に露骨にあらわれる。つい先日ヴェノスアイレスでおこなわれたW杯南米地区予選では、アルゼンチンが前半だけで3点を奪い激勝した。南米予選ではいつでも、アルゼンチンがブラジルの上位にいて、世界王者ブラジルは南米の地でアルゼンチンを苦手としているのだ。コンフェデには、ヴェノスアイレスでブラジルに唯一のゴールをもたらしたロベルト・カルロスが招聘されておらず、ブラジルはさらに苦戦を強いられるであろうとの下馬評が高かった。わたし自身、日本戦でのふがいない戦いぶりをみて、優勝は堅守のアルゼンチンに転がりこむだろうと26日のブログに記している。
 しかし、結果は大違いだった。気迫、技術、戦術のあらゆる面で、ブラジルがアルゼンチンを圧倒し、格の違いをみせつけた。中立地での圧勝は、さぞかしセレソンとブラジル国民を勇気づけたことだろう。W杯本番では、このチームにロナウド、ロベカル、カフーが加わるわけだから、ブラジルが優勝候補筆頭の一つであることは疑いない。しかし、ヨーロッパでおこなわれるW杯で、南米の国が優勝するのはごく例外的である。ヨーロッパでは、ヨーロッパの国が勝つ。とすれば、いったいどの国が優勝するのだろうか。わたしは、イタリアに期待している。監督がリッピに変わり、従来のカテナチオからの脱皮をはかりつつあって、選手の若返りも進んでいるからだ。思い起こせば1990年、イタリアで開催されたW杯では、イタリアは晩年のマラドーナに足下をすくわれ、ドイツが優勝をさらった。あれから16年の歳月が流れ、こんどはドイツでW杯が開かれる。イタリアのリベンジが叶うだろうか? 

  data: ブラジル 4-1 アルゼンチン@コンフェデ杯決勝戦
       ドイツ 4-3 メキシコ @同3位決定戦

昨夜はノビタがずっと付きあってくれた。深夜の居酒屋で3位決定戦がはじまり、わたしの下宿で決勝戦をみた。昨年まではゼミにサッカー部の学生をたくさん抱えており、重要な試合がある日はいつもこうだった。今年のゼミ生は酒も飲まないし、サッカーにも興味を示さない。酒とサッカーを愛するノビタに感謝!
  1. 2005/06/30(木) 12:03:57|
  2. サッカー|
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