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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

のびたインタビュー -番外編

 ノビタです。

 今日は、どういうわけか、教授のほうから電話がかかってきました。どうやら体調を崩していらっしゃるようです。

N: 先生、どうしちゃったんですか?
A: 夏風邪だわ、・・・先週からゴホゴホしていて薬で誤魔化していたんだが、昨晩は高熱を発してしまって・・・
N: 「けんびき」じゃないんですか?
A: 「けんびき」が夏風邪に変化したって感じかな。
N: それで、お電話いただいた理由は何なんですか?
A: 昨日、オールスターの東西対抗戦があっただろ、そのあと続いて「中田英寿特別番組」があったんだ。2時間の特番。おまえさんもみただろ?
N: えっ、みてませんよ。朝日放送系列じゃないですか?
A: あっ、そうだ。鳥取じゃ映らないんだ。その中田の特番を題材にして、今日のブログを書こうと思っていたんだけど、なにぶん発熱して具合が悪いので、ノビタにまとめてもらおうという魂胆なんです。
N: ったくもう、今日は日曜日なんですからね。少しは休ませてくださいよ。
A: すまん、すまん。いまノビタの後任を物色中なんだ。だいたいメドはついているんだが、なにぶん在学中の学生だから、もう少し訓練しないと、インタビュアーとしてまだ使えないんで。もうしばらくしたらデビューさせるから。
N: ホカノ君ですか?
A: ・・・冗談は佳子さんでござんす。
N: それじゃ、まずJイースト対Jウェストのオールスター戦からお願いします。
A: どこがオールスターかって感じだね。名前も知らない選手がいっぱい出ていてさ。Jリーグにはこういう選手たちしかいないのか、って思うと悲しくなったよ。
N: かつては華やかでしたよね。ラモス、カズ、前園などの有名な日本選手にドゥンガ、ジョルジーニョ、ストイコビッチ、ビスマルクらの超有名な外国人選手が混ざって。
A: 昨日の1点めは中澤(イースト)が60メートルほどドリブルで上がっていったところを宮本(ウェスト)がブロッキングでとめてね、ペンルティ・エリアのわずかに外側から直接フリーキックになったんだ。
N: そのシーンはわたしもニュースでみましたよ。茂庭がまたいで、中澤がFKを蹴ったらはいちゃったやつでしょ?
A: そうそう。川口は予想もしなかった、変なキックだって言ってたよ(笑)。
N: それにしても、Jウェストの4失点はひどいですね。
A: ウェストは駒野(広島)、青山(清水)、宮本(ガンバ)、根本(大分)の4バック。後半はボールを左右に振られて、連続3失点さ。みんなボール・ウォッチャーになってしまって、自分のマークをみていない。裏を取られすぎだよ。
N: やっぱり宮本ですか・・・。それにしても、外国人が少ないですね。
A: そうなんだ。東はバレー(甲府)、西はパウリーニョ(京都)だけ。もっとたくさん使ってほしいよね。外国人のレベルは以前ほど高くはないけれど、それでも日本人選手よりはあきらかに上手いし、しつこい。
N: さて、問題はヒデの特番ですが。
A: まず驚いたことに、中田はジーコを敬愛している。トルシェと4年間付き合って、「もう代表は辞めよう」と思っていたらしい。それを翻意させたのはジーコの監督就任だったというんだ。
N: やはり人格的な魅力があったんですね?
A: そうみたいだね。これからも、ずっといい「友達」でいられるはずだ、と中田は語っていた。ただし、最後に苦々しい顔をして告白するんだな。今の日本選手のレベルでは、ジーコの自由放任型よりも、トルシェの規律強制型のほうがあっている、と。
N: ジーコの指導や戦術に対する具体的な批判はなかったんですか?
A: オーストラリア戦の小野の投入に対しては首をかしげていたが、それ以外はほとんどなかった。むしろ選ばれた選手の側に問題がある、という論調だったんだ。いい選手が集まっているのに、実力を発揮していない。試合によって好不調のムラがありすぎる。練習で必死にならない。実戦モードの練習をしない、といった類の批判だった。
N: 先生は、選手選考そのものに問題があると思っておられるのですよね?
A: そう思っていたよ。とくにディフェンスはね。選手選考そして先発起用の両方に問題があった。
N: ヒデの発言はそこまで踏み込んではいないのですね。
A: いなかった。むしろフィールド上の問題点をするどく指摘していた。試合のビデオをみながら、具体的な場面での問題点を指摘するんだな。とくにディフェンスには3つの大きな問題があった。
N: どういう内容でしたか?
A: まずクロアチアのクラニチェルにミドル・シュートを打たれる場面をとりあげて、対面の日本人を指さし、「ほら、この選手が間を詰めてないでしょ」って言うんだ。
N: だれですか、その日本人選手は?
A: アレックスさ。画面をみたらすぐわかる。しかし、中田は「この選手」としか言わない。アレックスの守備はね、基本的に「中盤の守備」だよ。ボールをもっている相手選手の2メートルほど手前に壁をつくって、相手の進行の邪魔をして時間を稼ぐのが中盤の守備。相手を潰しにいくディフェンダーの守備じゃない。だから、シュートを打たれるんだ。
N: そう言われると、オーストラリア戦でのケーヒルの2点目を思い出しますね。
A: あのときのマークは宮本だよ。前に出ずに壁だけ作って待っていた。
N: カンナバロなら間を詰めながらシュート・コースを限定させていきますよね。
A: カンナバロと言えばインターセプトだが、日本人選手にはインターセプトがほとんどなかったこと、左右にボールを振られるとボール・ウォッチャーになってしまう、ことも指摘していた。
N: ディフェンスの基本がまったくできていない、ということじゃないですか。
A: さらに深刻なのが、ライン・コントロールさ。
N: 練習中に喧嘩になったという件ですね。
A: 中田・中村はラインを上げてほしいと言うのに、宮本はラインを上げない。
N: オーストラリア戦がその典型でしたね。
A: そうさ、攻められてるからって、ゴール前からディフェンス陣はあがってこない。こうなると、攻撃陣と守備陣の2ラインになって、その中間スペースのルーズボールをぜんぶ敵に奪われて波状攻撃を続けられる。ディフェンスは疲弊するばかり・・・
N: イタリアの場合、ラインを引いてしまいますが。
A: イタリアは別格ですよ。システムは4バック4ボランチだからね。2重の鍵をかけるカテナチオに慣れているならば、ラインを下げてもいい。日本は決して真似できないよ。
N: 宮本は何かコメントしていましたか?
A: おかしなコメントでね。守備ラインを上げることが重要ではなくて、守備ラインと前線をコンパクトにすることが大事なんだと言うんだ。そんなこと言ったらさ、最終ラインがゴール前に張り付いているんだから、FWが下がってくるしかないでしょ。そんなことやったら、点なんか取りに行けない。ディフェンスが勇気をもってラインを上げるしかないんですよ。
N: ヒデはほかに何か言っていましたか?
A: トライアングル。
N: えっ、トライアングルって、あのオフトが日本に持ち込んだトライアングルですか?
A: トライアングルという用語は使わなかったけれど、中田が苦言を呈していたのは、まさにオフトのトライアングルでしたね。自軍エリアでだれかがボールをもっても、まわりの身方選手が立っている。だからパスコースがない。トライアングル(三角形)というのは、常に最低2つのパスコースをつくっておくことなんだけど、これはパスの受け手側が動きまわってマークを振り払わなきゃいけない。
N: そうしておくと、かりにボールを奪われても、3方向からプレスがかけられる。囲い込みディフェンスがやりやすくなるんですよね。
A: そうなんだ。オフトが日本に持ち込んだ基本戦術が、ジーコJAPANの4年間で日本代表から消え失せてしまったんだよ。
N: ヒデが「走れないことには試合にならない」と言ったのは、そういう意味だったのですね。
A: トライアングルができないと、プレス・ディフェンスも中盤での細かいパス回しもできなくなる。だから、日本らしさが消えてしまったんだ。
N: ヒデはじつに冷静に日本チームを分析していますね。
A: こういうふうに分析できる選手が中田一人だった、というところに、日本の最大の弱さがあったということなんじゃないかな。
N: ジーコすら気づいていないんじゃないですか?
A: 気づいていたら、あんな選手編成はしないし、訳のわからん采配をしないよ。それにしても、中田があの代表チームにあれほど期待していたことが不思議なんだな。わたしはまったく期待していなかったから・・・
N: 中田はほんとうに現役引退しちゃうんでしょうか?
A: まぁ、しばらくは休養すればいいよ。体のあちこちが痛んでいるらしいから。
N: 何かいいアイデアはないでしょうか?
A: ありますよ。
N: えっ、どういうアイデアですか?
A: ユベントスさ、2部落ちで、おまけに来季の勝点30剥奪でしょ。
N: デル・ピエロとネドベドしか残らないって言われてますね。
A: ジダンと中田は2部のユベントスで大活躍するんだわ。場合によっては、監督に内定したデシャンもプレイング・マネージャーとして現役に復帰する。
N: ・・・・・
A: ジダンはリベロ、デシャンがボランチ、ネドベドがゲームメーカー、中田とデル・ピエロの2トップでどうだい? (この項、完)



 
  1. 2006/07/16(日) 14:53:30|
  2. サッカー|
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