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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

マテラッツィを守れ?!

 夏風邪で体調は最悪、外は梅雨空で、とうとうこの3連休は「ゆららの湯」に一度も行けず、ただ自宅にて微熱に悩みながら、分厚い報告書の校正とベトナムに送信する英文書類の作成と授業準備に明け暮れていた。もちろん、こうしてブログも書かなければならない。が、家でごろごろしていてもネタがない。また、一般的に休日はブログへのアクセスも減る。平日の昼休み(12:00-13:00)、夕方(12:00-13:00)、深夜(21:00-24:00)にアクセスは爆発的に増加するのである。
 というわけで、この3連休、ブログへのアクセスは伸び悩んでいたのだが、連休前の数日間、正確にいうと、ワールドカップが終わってからの5日間、ブログへのアクセスはワールドカップ期間中以上の伸びをみせていた。
 まずは、10日から14日のユニークアクセス(UA)とトータルアクセス(TA)の数を公開しておこう。
    10日  UA=130件  TA=249件
    11日  UA=114件  TA=497件
    12日  UA=104件  TA=246件
    13日  UA=124件  TA=380件
    14日  UA=119件  TA=259件
 先月の統計と比較すれば、このアクセス数が平均値を大きく上回ることはあきらかである。その原因を求めるべく、7月におけるサーチワード(検索語)のベスト5を確認すると、6月17日現在で、
    第1位  「浅川研」  5.31%
    第2位  「リファーレンいなば」  3.61%
    第2位  「鳥取西高」  3.61%
    第4位  「けんびき」  3.4%
    第5位  「ごじきん」  2.97%
となっている。しかし、これらはみかけの上位であり、実質のベスト1は第6位に位置する「ジダン」(2.76%)である。「ジダン」を含むサーチワードは、さらに「ジダン 出自」「ジダン イスラム教徒」「ジダン ベッカム 差別」「ジダン 暴行」「ジダン 頭突き アラブ系」「ジダン MVP 剥奪」「ジダン アルジェリア」「人種差別撤廃 ジダン」など多岐にわたり、全体の17%に達する。
 これは、ワールドカップ決勝を題材にした10日の「のびたインタビュー(ⅩⅩⅩⅩⅡ)-ヴェルトマイスターシャフト2006」(最終回)と翌11日の「ジダンを守れ!」に対する敏感な反応であることはあきらかであろう。マスコミがジダンの暴力行為を批判する論調にあった事件発生当初から、筆者とワイフはジダン擁護の姿勢を明確にしており、おそらくそれに同調する意見が日々増加したものと推定される。一方、ジダンの引退試合=W杯決勝を汚した世紀の悪役マテラッツィについても、「暴力行為 マテラッツィ」「チリッロ 顔面 映像」「チリッロ事件」「ブルーノ・チリッロ マテラッツィ」「マテラッツィ」「マテラッツィ チリッロ 暴行」「マテラッツィ ワル」「マテラッツィ ファウル」などのサーチワードを確認できる(3.2%)。このほか、「人種差別撤廃とワールドカップ」「フェラー ライカールト 人種差別」など人種差別関係の検索語も含めると、ジダンの頭突きに関するサーチワードの総数は23%程度まで上昇する。

 さて、ジダンはフランスTVのインタビューに答え、マテラッツィが母と姉に対する侮辱的な発言をしたと主張したのに対し、マテラッツィは姉に関する侮辱はしたが、母に対する発言はしていないと反論したという。どうやら事の経緯は以下のようであったらしい。
  ジダン「(ユニフォームを引っ張られて)そんなにオレの服が欲しいなら、
      試合後にくれてやるよ!」
  マテラッツィ「くれるなら、おまえの姉ちゃんのほうがいいぜ!」
ここまでジダンは我慢していたようだが、次にマテラッツィの口から、
   「フィッリョ・ディ・プッターナ(売春婦の息子)」
という罵倒の言葉が繰り返し発されたという。このイタリア語は英語のson of a bitch に相当し、たしかに口汚い罵りの常套句ではあるけれども、日本語に直すならば「糞野郎」「畜生」「オ*ンコナスビ」程度の表現だから、肉弾戦を展開する球技の試合では、残念ながら、選手相互が頻繁に発しているようだ。だから、この程度の挑発でジダンが激昂したとすれば、非はジダンにもあると言わざるをえない。ところが、英国のタイムズ紙が読唇術の専門家にマテラッツィの口の動きを分析させたところ、挑発の言葉は、
   「テロ売春婦の息子!くたばれ」
であったという。問題はここに含まれる「テロ」であり、それはアルカイーダに代表されるイスラム過激派を象徴する語彙であるから、話は面倒になってくる。マテラッツィはこれを全否定しており、ジダンも「テロ」に類する表現が含まれていたかどうかを明言していないが、かりに含まれていたことが明らかになった場合、マテラッツィはイスラム過激派を敵にまわすことになる。
 本日の日刊スポーツによると、イタリアのプローディ首相は、マテラッツィにSPをつけることを検討中であるという。ジダンの熱狂的なサポーターにとどまらず、イスラム過激派の報復を警戒してのことだろう。この民族的・宗教的問題を抱えている限り、FIFAのブラッター会長もジダンの処分には慎重な態度をとらざるをえないであろう。

 わたしがいくつかのサイトを検索して、もっとも注目したのは、フランス代表とユベントスでジダンの同僚であったデシャンの発言である(スポーツナビ 7月17日11時56分更新http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060717-00000017-spnavi-spo)。

 「決勝戦では、天才的なキックから生まれたゴール、ちょっとした不運、そして再び明らかになった影の部分を見ることになった。あの行為は許せるものとは言えないが、あれはジダンという人間の一面なんだ。」


  1. 2006/07/17(月) 23:13:12|
  2. サッカー|
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