
22日、24日と続いた尾崎家調査も本日最終日を迎えました。
先日の土蔵の補足をなんとか終わらせ、その後は主屋の二階に上がらせていただいて実測調査をおこないました。二階は納屋になっているようで、部屋の隅に置かれた蓄音機やラジオ機器が年代を感じさせます。そういった品物達の間をぬって、二人がかりで実測作業を進めました。土蔵と比べ窓があり明るいものの、この熱のこもりようは尋常ではありません。
午後からは拓本のお手伝い・・のはずが体調を崩して休憩をはさませてしまうことに。時間も無いというのに申し訳ないことです・・

この調査3回、振り返るとお昼の後は何故かかならず体調をくずしていました。ご飯がだめだったのか私が弱すぎなのか、おそらく後者です。気を取り直し、なんとか作業を終えることができました。カーボンで藁半紙をこすり、模様が綺麗にとれると感動せずにはいられません。

五時の鐘を合図に、3回続いた尾崎家調査は終了し、ご夫妻に見送られながら湯梨浜町を後にしました。今回の調査では土蔵、主屋二階と割と閉塞的な空間での作業が続いたのが印象に残っています。実測ではまだまだもたつきます、書き間違えます、わざわざ難解に描きます、努力しなければいけません。色々と。
炎天下の外や灼熱の土蔵のなか、風のそよぐ母屋に足の着かない屋根裏まで隅から隅まで動き回った皆さん本当にお疲れ様です。(戸的tomato/デザイン学科3回生)
- 2006/08/26(土) 20:26:09|
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