1・2年の「ダンボール大作戦」も、残り2週間で発表会。切羽つまって来て、明暗が分かれた。順調だったのは後藤さんの行灯。同級生の近見さんに手伝ってもらって、茶室の土間に灯が点った。蹲踞(つくばい)は石工仕事を始めたが、穴の開け方が浅く、なかなか手水鉢らしくならない。ダンボールハウスは、屋根のかけ方で思考が止まった。アイデア係の河島さんが休んだのが響いたようだ。最悪は楽器班。平島が、空き缶ベースの音が鳴らないと呻きはじめた。これは、最初から不安視されていたことで、「なにをいまさら」と思うのだが、ともかく平島はこのままでは演奏できないという。
「どんな曲、弾くのよ?」
「オーバー・ザ・レインボウ・・・・」
「だれがリード?」
「先生です」
「じゃ、スコアもってこいよ」
「えっ、そんなもんないです」
「あのな、コード進行だけでもわからんか?」
「ネットで調べてみます・・・でも、ベースが鳴りません」
「いつも、どんなベース弾いているの?」
「パンクです」
「そいじゃ、もうパーカッション扱いするか、ベースも」
なんて打ち合わせをしているところに、鳥取県教育委員会文化課の中原さんが小林課長をつれて挨拶に来られた。これまで3年以上も文化課長を務められた三田さんが7月11日付けで文化観光局長にご栄転され、代わりに小林さんが文化課長に異動となった。研究室の仕事にいちばん関係深い行政部局の課長さんです。鳥取西高の後輩らしい。中原さんと小林さんを、さっそく茶室にご案内。茶室では4年生が欄間作りとバーベキューの準備に精をだしていた。(以下、次項)



上から、蹲踞(つくばい)、ダンボールハウス、楽器。ギターはリファーレンで購入(500円)。


- 2005/07/15(金) 01:16:27|
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