加藤家住宅主屋の屋根となる「茅葺き風杉板トチ葺き鉄板被覆屋根」の設計を、現在、我が研究室で進めている。それで今回、「トチ葺き探検隊」なるものを結成し、鳥取県に存在するトチ葺き屋根をもつ建物を観察しようというこころみがなされた。その主要メンバーは”やっちゃん1号&2号”、”O1号(居住者 O)”である。 みな、デジカメ・コンベックス・筆記用具・メモ帳(スケッチ用)を持ち、いざ出動した。
今回、我われが訪れた建築は、鳥取市長谷にある”藤森神社”と同川原町の”樋口神社”である。
樋口神社は、以前先生とやっちゃん1号が訪れた場所でもある。
まず最初に探検した藤森神社は、本で読んだとおりの典型的なトチ葺きの構造をしていて、その上に銅版が覆われている屋根であった。ここでは、軒先のスケッチおよび撮影をおこなった。


次に訪れたのは樋口神社である。

前回、先生とやっちゃん1号が訪れた時は一人の若い職人さんが作業されていたらしいが、今回は二人の職人さんが作業されていた(ちなみに、その内の一人は前回と同じ方であり一級技能士の資格を取得された職人さんである)。その方に我々がおこなっているプロジェクトの内容(主に屋根の詳細設計)に関して簡単にお話し、それに対する意見を伺った。 職人さんは、「やろうとしている事(屋根の詳細)は非常にカッコいいんじゃないか!!でも、もしかしたら費用が大きくなるかもしれないな」とおっしゃった。
それから、職人さんの承諾を得た上で、安養寺同様、軒先のスケッチ(詳細観察)と写真撮影をおこなった。



01号(居住者0)は今日の探検が非常に楽しかった。うまく表現できないのだが、藤森神社と樋口神社の詳細をスケッチしたり、それを加藤家の屋根に当てはめてイメージしてみたり・・・。探検に参加して本当によかったと思っている。次回も必ず参加するぞ!!(01号)
その後・・・。
探検を終え、3人は近くの千代川河川敷に行き10分くらい水きりをした。この時間もまた楽しいものであった。

- 2006/09/04(月) 22:52:26|
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「探査」という用語はちょと変だねぇ。文脈にあわせて、「探検」もしくは「観察」という言葉に直しておきました。
ホカノのおかげで、GPSのデータが写真に映りこまないよ。こうなるのを避けるために、いろいろ指示しておいて欲しかったんだがね。西垣に連絡してくれたかいな?
- 2006/09/05(火) 23:16:05 |
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- asax #90N4AH2A
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