授業がはじまった。
展開科目「
建築の保存と修復」は40名あまりの受講者があった。3年生だけだと75%の受講率である。昨年より上がった。昨年は前期の展開科目であるにも拘わらず、受講率は60%代だったが、今回は10ポイント上昇である。予測では、30名前後ではないか、と思っていた。3年も後期になると、成績優秀な学生はほぼ必要な単位を揃えてしまっている。だから、「建築の保存と修復」のような難しい科目を受講する必要はないはずだ。ところが、受講すべき展開科目が限られているらしい。学生の側からみれば、「取らざるを得ない」難儀な科目ということなのかもしれない(未受講の学生もちゃんと卒業していくのだから、「建築の保存と修復」を受講しなくともいいはずなんだが・・・)。
で、講義後、簡単な質問をした。「建築の保存と修復」講義で英語のテキストを使うことについて、どう思うか、感想を問うたのである。
予想通り、「英語は苦手だ」という学生が少なくない。ただ、だから「英語のテキストを使うのをやめてくれ」という学生はごく少数であった。問題は、テキストの使い方、課題の出し方、ということだろう。
それにしても、どうしてみんな語学が嫌いなんだろう。ベトナムで毎日ベトナム語の訓練をしていたチャックのような学生は例外的存在だ。チャックは電子辞書をわたしたら、ちゃんと
水上集落でヒアリングもした。もちろん英語で、である。そう言えば、スリランカでのホカノはひどかったな。ホカノがスタンダードなのか・・・

プロジェクト研究2&4もはじまった。テーマは以下のとおり。
P4「茶室の裏方『水屋』を作ろう-古民家のリサイクル(Ⅲ)」
P2「
五右衛門風呂の魅惑-古民家のリサイクル(Ⅱ)」
前期にみた顔が6人戻ってきた。卒業研究真っ最中の4年生に、プロジェクトを説明してもらったが、惨憺たる内容であった。こういうことを書きたくないし、1・2年生の前で4年生を叱りたいわけでもないのだが、残された時間が少なすぎる。お尻を叩く時期になってしまった。
また、加藤家とその周辺で悪戦苦闘の日々が続くことになるだろう。とりあえず来週は古民家ツアーをおこなうことにした。
早くプレファブを建てて、
原寸屋根模型の制作に取りかかりたい。
結局、履修登録者総数は63名。毎回の出席者は55名前後となった。3期生(現4年生)は難しい専門科目を捨てて政策学科の授業をとる傾向が極端であったが、4期生で1・2期生の状態に戻ってきたようである。
- 2006/09/28(木) 18:40:52|
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