今までに作成した図面を叩き台にして、S工務店のSさんと意見交換会を開き、今後のプロジェクトを進めていく上で大切となってくるポイントをいくつか指摘していただいた。

意見交換会の序盤、Sさんは私たちに「活きた図面」の作成法を教えくださった。その具体的な内容とは、平面図を主体とし、断面・小屋伏などの各図面の寸法を関連付けさせるという方法である。そうすることにより、図面はただの絵ではなく「活きた図面」として機能することができる。しかし、私たちが以前作成した図面のいくつかに欠落部分が見受けられた。
屋根改修案に関して、135mm角の土台と呼ばれる材
(茅葺き風鉄板葺き屋根の設計活動録(ⅩⅩ)の断面図参照)は、屋根荷重を増やす要因としてみられるため、はたして必要とされる材なのか? ローコストを謳うのであれば、材料をできる限り減らすことが必要とされる。たとえば、土台を使うより、サス兼垂木や桁から束を立て、その上に中桁を載せる案の方が妥当ではないだろうか、と指摘していただいた。また、本桁とサス兼垂木に関しても、接合する方法が不明確であるとの指摘もいただいた。さらに、現段階の改修案だと、費用がかさむ方向へと進んでいるそうだ。
今後、これらの指摘をうけ、どう対処していくか改めて検討していく必要がありそうだ。
最後に、Sさんとともに、作業小屋を設置する予定地の見学に行った。そこには、土蔵を解体した材が大量に横たわっていた。草刈作業に加え、古材を移動せざるをえない状況にいたった。(01号)

今後のスケジュールをメモしておく。
10月第1週 :作業小屋の敷地整備(草刈など)
概算見積もりの提示
立てお越し工事の確認
第2週 :作業小屋組み立て
第4週 :原寸屋根模型作成
立てお越し工事(完了次第、屋根工事の足場組み立て)
11月~12月:屋根の木工事
12月 :屋根の板金工事(1週間前後で終了見込み)
- 2006/10/01(日) 23:30:24|
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コメント:2
ご指摘には感謝しますが、すでに「検討」段階はすぎています。9月中に指摘してだければ、いくらでも手直しできたのにね・・・ともかくもう「決定」しないといけない段階です。スケジュールをみると、夏休み前の想定よりも1ヶ月遅れている。このスケジュールでO君1号の卒論は間に合うのでしょうかね???
- 2006/10/01(日) 20:59:52 |
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- asax #90N4AH2A
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誤字が多いので修正しました。もうちょっと丁寧に文章を書いてほしいね。ともかく、曳き家の仕事をもっと早くはじめないと、どうにもならんよ・・・
- 2006/10/01(日) 21:08:02 |
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- asax #90N4AH2A
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