
発表終了後、「いい経験でしたね」とS工務店のSさんがおっしゃった。本当にその通りである。
10月7~19日の期間中、鳥取県倉吉市では「伝統建築フェア2006」というイベントが開催されている。そんななか、浅川研究室にも「ローコストによる古民家修復 -加藤家の実験」というテーマで
ミニ講演会の依頼があり、今日がまさにその日であった。会場は倉吉の齋木家住宅(↑倉吉大店会の隣)で行われ、講演者は浅川先生とO1号であった。前半は浅川先生が担当し、後半は居住者Oが担当させてもらった。O1号は加藤家住宅修復プロジェクトについてしゃべったのだが、緊張しすぎで頭が真っ白になってしまった。前日、大学から帰って発表原稿を作成し、発表練習もおこなったのだが、やはりあのような舞台に立つとダメである。自分が用意した資料の内容を十分にしゃべることが出来なかった。卒論の発表会へ向けやるべき課題がまた見つかった。
講演終了後は数多くの質疑応答が交わされ充実した時を過ごすことができた。そして、すべての予定が終了した後、冒頭に述べたように、S工務店のSさんから「いい経験でしたね」という言葉を頂いた。その言葉は講演に失敗し落ち込んでいたO1号を救ってくれた。Sさん本当にありがとうございます。この経験を必ず「実力」という形に繋げます。

↑↓ミニ講演の様子

ミニ講演会終了後、研究室行き着けの喫茶店「サダルチョーク」に向かうことした。その道中、講演会でお世話になった方がたが企画されていたコーナーに足を運んだ。そこには、木造建築の構造を表現した模型が置いてあった。しかもその模型は解体可能であり、解体作業や組み立てなどの職人仕事を体験できることができる!! 今回参加した浅川研究室の学生10人は、夢中でその作業に取り組んだ。その作業中、上棟式もまねごともおこなった。普通、上棟式と言えばお餅を投げるのだが、今回はお餅の代わりに飴を投げた(あくまで上棟式の体験である)。代表で、居住者Oがこの大役を任され、まずかけやで棟木を叩いた後、飴を蒔いた。このような経験は出来るものではない。
今回の「伝統建築フェア2006」はいろんな意味で思い出になった。(01号)

↑解体作業 ↓上棟式の様子
- 2006/10/15(日) 21:32:23|
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ともあれ一つのハードルを越えましたね。これから卒論の中間発表(11月)を経て公聴会(1月末)と続きますが、一つ壁を乗り越えたのは間違いないよ。じつは11月に赤崎で講演の依頼があるのだけれどね・・・・どんどんこなしていきましょう!!
- 2006/10/16(月) 01:03:42 |
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- asax #90N4AH2A
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