
今朝はケンボーの車に乗って倉吉に向かった。空は秋晴れ。コバルトブルーの空と融けあった穏やかな日本海に見とれながら、「
夏の終わり」を思い出した。
ケンボーの車では、70年代のアメリカン・ポップスが流れている。
「なぜこういう古い音楽を聴くのかな?」
「だっていい曲じゃないですか!?」
「そりゃ、そうだけど、70~80年代の音楽っていうと、おれたちの青春時代だからね。こういう年代で聴く音楽は一生耳に残るのね、30年たってもまだ聞いているもん。そういえば、
チャックは、も一つ古いからな、50~60年代のポップスがいつも車で流れているんだわ。」
「みたいですねぇ・・・」
「でっ、どういうミュージシャンが好きなの??」
「ビリー・ジョエルと山崎まさよしです。」
ビリー・ジョエルか。懐かしいなぁ。最近買ったCDでは、That's the way you are(「素顔のままで」)を
ダイアナ・クラールがカバーしていた。あれはいい曲だ。

倉吉では伝統建築フェアの真っ最中。会場の斎木家住宅につくと、眞田さんから
「今日はあちこちでイベントがおこなわれていまして、お客さんが少ないと思います・・・」
といきなり告げられた。まぁ、予想されたことではある。ところが、蓋をあけると、畳座敷は30人ばかりの来場者でうまってしまった。
「匠のつどい」を代表して倉恒さんから主旨説明があり、わたしとO君1号で40分ばかりスピーチをした。その後、左官屋さんや工務店・設計事務所の方々から質問があり、研究室OBのタクオ(1期生)と宮本(2期生)、そして県教委の松本さんや松江の山村カメラマンにもコメントを頂戴した。
このメンバーはさながら同窓会のようなもので、
サダルチョークを占領しての会話も弾みっぱなし。とくに、タクオや宮本のような卒業生に会えるのは、ほんとうに嬉しい。


夕方5時半に解散して、わたしは宮本の車に乗り出雲に向かった。宮本の車は何度も鳥取-奈良を往復したので、乗り慣れていて、安心感がある。途中、米子の吉田(旧名
Y.ジーコ)と電話で話した。吉田は米子のお菓子屋さんに務めている。
「給料は安いけど、まわりの人がいい人ばっかりなんで」
という発言を聞いて、「それは良かった」と答えたが、横で宮本は少し羨ましそうな顔をした(これは冗談)。
出雲のホテルに着いたら8時になっていた。
M設計事務所の所長がお待ちかねで、さっそく3人で夕食に出かけたのだが、なにぶん疲れていて、焼酎のまわりが異常にはやく、早々にホテルへひきあげた。そこでメール・チェックしたら、大学に残ってグーグル・アースと格闘していたチャックから「本日の成果」が報告されていた。以下、抜粋転載。
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浅川先生
パソコンに対してへタレのチャックです。こんばんは。
本日の伝統建築フェア、お疲れ様でした。
今4409いるのですが、倉吉に行ったメンバーも皆疲れているようです。
(長文略)最後になりましたが、現在の4409の写真を撮ってみました。
寝ているのは*先輩と**先輩で、手前の机は自分が朝から作業してたものです。
よければ今日のブログに使ってみてください。
来週火曜日にまた元気でお会いできたらと思います。
グッバイフォーエバー(笑)

↓近代和風コンビ。原稿、書けましたか??
- 2006/10/15(日) 23:38:15|
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はじめまして。たまたまネット上でこの記事を見つけ、びっくりすると同時にうれしくなりました。私の父は、この家で生まれ育ちました。私自身、毎年夏にはこの家で過ごしたものです。紆余曲折を経て、なんとか家だけは残ることになりました。父は昨年他界しましたが、こうして魚町の家が残り、皆様に親しんでいただくことが何よりです。今後ともよろしくお願いいたします。
- 2008/05/04(日) 19:02:27 |
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- 齋木 #-
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