昨年の今ごろ、「
科研が書けん」というブログをあげた記憶があるんだが、今年もまったく同じ状態に陥っている。というか、さらに悲惨な状況に追い込まれている。正直言って、これまでの人生において、わたしと科研との相性は素晴らしく良かったのだが、昨年から「電子申請」というやっかいなシステムが導入され、おまけに書類の枚数も倍増し、どうやら関係が悪化し始めている。そもそも、今日が申請の学内〆切だということを完全に忘れてしまっていた。それに気付いたのは一昨日のこと。某助教授が耳打ちしてくれたのだ。総務課から 「【注意】平成19年度科研費に応募される先生へ」という強烈なメールが入っていると某助教授はいう。確認すると、以下のように書いてあった。
【提出期限】 11月2日(木)17:00厳守
【提出先】 総務課 ◆
※応募書類(紙媒体)を1部ご提出ください。
【注意】上記提出期限以降に、ご提出頂いたものについては、
一切受け付けいたしませんので、ご了承ください。
なんというシビアなお達しであろう。「11月2日17時をすぎて提出された書類は一切受け付けない」なんて・・・
そこで、わたしは総務課のメールに返信した。
生まれてこのかた、
こんな非情な通知を頂戴したことは
ありません。
間に合いません。
死ぬほど働いているのです。
待ってやってください。
実際、〆切日の今日、わたしはあわせて5コマの授業と演習を抱えている。夕方から2コマも
大学院の授業を予定しているのだ。どうやら、この嘆願は効果があったようで、いま、しばしの猶予を頂戴している。
しかし、今年も徒労に終わりそうな予感がしている。

↑↓昨日の加藤家。土間側妻壁の柱に
添柱がくっついた。湾曲した当初材に見事にあわせている。
- 2006/11/02(木) 02:58:44|
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