無事、卒業研究の中間発表会を終えた。いつものとおり、澤研究室との合同で、9組10名が論文もしくは設計制作の中間成果をパワーポイントで報告した。浅川研究室の発表者と発表題目は以下のとおり。
・北野 紗英(論文)「尾崎家住宅の建造物と屋敷景観の復原 -湯梨浜町宇野の古民家調査」
・西山 宜英(制作)「動く水屋 -神戸市M家所蔵茶器の分類整理と置水屋の設計制作」
・大城 智章(論文)「ローコストによる文化財古民家修復のマニュアル作成 -登録文化財加藤家住宅での実体験を通して」
・安田 典史(制作)「Re-Cover 地域産材を活用した屋根とロフトの設計-茅葺き風『トチ葺き鉄板被覆屋根』の開発」
・森川 佳央里(論文)「倉吉本町通アーケード商店街の町並み調査と再生計画」
・吉村 明子(制作)「ふるきかぜ あたらしきかぜ -倉吉本町通商店街<看板建築>の復原と修景」

これまでブログ上でも何度か愚痴をこぼしてきたが、3期生-6名中2名は2期生だが-は1・2期生ほど鍛えられておらず、能力の高さを感じさせてくれる機会が少なかった。しかし、今日の発表はなかなかよかったと誉めてあげよう。ただし、今回の卒業予定者諸君は、すこし誉めると安心してしまうのか、動きをとめてしまう。だから、あんまり誉めてはいけない。高橋尚子に金メダルを獲らせた、あのひげもじゃの監督は、なんでもかんでも選手を誉めて誉めまくれば、選手がステップアップすると豪語していたけれども、『オシムの言葉』を読むと、オシムは選手をびしびし叱っているではないか。叱っているのに、愛されている。あんな風に指導できればこの上ないが、わたしはただ叱るだけで、上手な誉め方を知らない。これからもびしびし叱って、叱りまくりますよ、学生諸君。
打ち上げは、鳥取駅の「服部珈琲」。みんながサラダピザやポテトピザやコーヒーゼリーやレアチーズケーキをパクパクムシャムシャたいらげているのに、加藤家の居住者O君1号だけは、葡萄ジュースとグレープフルーツ・ジュースを飲むだけ。じつは、O君1号は動物性たんぱく質のアレルギー体質で、肉も魚も食べられないのである。じつに可哀想なことをした。ローソンの梅干おにぎりを差し入れするぐらいしか、わたしはかれの体力補給に貢献できない。
火曜日には、「廃材でつくる茶室」の清掃・修復をおこなうが、作業後のメニューは精進料理にしましょうかね。幹事のチャックよ、うまいこと考えてください!
- 2006/11/03(金) 21:56:21|
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先生、私の名前なのですが大城智明ではなくて、大城智章です。
- 2006/11/03(金) 22:33:07 |
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