
本日、尾崎家に代々伝わる家伝書2冊と家法書1冊の写真撮影をやっちゃん01号と一緒におこなってきました。
前回も家伝書の撮影をしていますが、この時は「當尾崎遺命家傅實録」のみの撮影でした。一方、この家伝書とともに同じ包みに納められた他の家伝書2冊と家法書1冊が含まれており、今回はこの3冊を撮影した次第です。
現在までに前回撮影した分の「當尾崎遺命家傳實録」は、市教委のSさんにお願いして、解読がほぼ終了しています。その中で当家開祖として尾崎家の三代目が長屋門や蔵を建てたという記述がありました。そこで今の位置に家が建てられたのは先代の亡くなった正保4年(1647)から三代目が亡くなる延亨2年(1697)までの間であったと推定されるに至りました。しかし、この家伝書は六代目が天明元年(1781年)に執筆したものということでして、建築年代から100年以上も下る時期の原稿であり、完全に信頼できるとはいえません。そこで今回、「當尾崎遺命家傳實録」の元原稿となった古い家伝書に記載があるかどうかを確かめるために尾崎家のご当主にお願いし、補足の撮影調査をおこなったものです。
天気はあいにくの雨でしたがなるべく明るい縁側で、しかし雨に濡れない場所を選び、撮影しました。家伝書は思っていたよりも綺麗な状態で残っていて撮影も何とか無事終えることができました。実際にはページ数が多く予定していたよりも時間がかかってしまいました。その為、途中「お昼ご飯用意したんでどうぞ~」という尾崎さんのお声を聞いたときには驚きました。本当に申し訳ない思いでいっぱいです。折角なのでとてもおいしく頂き、体も温まりました。本当に有難うございました。(北からキタノ)


↑とっても体が温まりました
- 2006/11/20(月) 16:17:10|
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コメント、ありがとうございました。メールで礼状を送信したのですが、戻ってまいりました。ですから、この場で御礼申し上げます。今後も調査研究に励みたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。
- 2008/10/13(月) 02:16:39 |
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- asax #90N4AH2A
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