
加藤家は素屋根で覆われ始めていた。早く素屋根を架けないと、雪に埋もれてしまう。年の瀬だ。タイヤもスタッドレスに替えないといけない。そういえば、年賀状の準備もしなければ。
屋根裏にあがると、根太が張りつめてある。イロリの直上にはダクト用の四角枠もはめこまれていた。ここで十分住める、と思った。じつをいうと、今年もまた田園町宿舎からの立ち退きを宣告されているので、いざとなったら、加藤家のロフトに引っ越して、座禅瞑想と執筆の日々を送ろうかな。
これからちょっとした接待がある。青谷の慰労だとのこと。あの11月10日の記者発表から、はや1ヶ月が過ぎようとしている。患者にも、同じだけの時間が経過している。病院の夜は長いようだ。
2006年11月10日のことを、わたしは一生忘れないだろう。
- 2006/12/05(火) 18:45:10|
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