
今日はいつもとは違うフィールド、加藤家より西に約50kmいった倉吉で
屋根の原寸大模型の色付けをしてきました。
倉吉遠い!! なんて泣き言は言いません。みんなで遠足気分で楽しく学校を出発。すぐにおやつの封が開きました(笑)。そして1時間半後、倉吉に到着。説明を受け、早速色塗り作業開始です。グーパーにて柿渋塗り班[構造補強材の表示]と高級自然塗料(黒色)班[古材の表示]に分かれ色付けしました。最初は作業の手順がわからず悪戦苦闘。そこにステキなスマイルを振りまく社長さんが登場!! 私たちの動きと仕上がりに見かねた社長さんが手伝ってくださり、なんとか軌道に乗り無事色塗りを完成させた一行でした。
今日は時間をかけた分、知識(塗料などについて)も、感動(旅路にて)も、愛(社長さんの)もたくさん得た1日でした☆来週も倉吉に行きたいです(゜△゜) (1年倉吉組:出席番号3・15・38)


【解説】
本日のプロ研2&4の時間に1年生とともに倉吉へ向かい、茅葺き風「トチ葺鉄板被覆屋根」原寸部分模型の色塗り作業をおこないました。池田住研の工場に到着後、社長に塗料の塗り方等を説明していただき、その場は1年生にまかせて、加藤家の壁に使用する木舞用の竹を採る候補となる竹林を見学に行きました。
その場所に生えている竹はほとんどが太い「孟宗竹」で、池田社長の話では、その中で古い物を使うのが良いとのことでした。黄色く変色しているのが古い孟宗竹です。
20分ほどで見学を終え、工場に戻ってみると、社長とともに1年女子は塗装作業の真っ最中で、古色塗り用の塗料を塗り、それを布でこすって伸ばしていました。私も作業に加わり、皆で色を塗り終えました。ちなみに、色は、
・色なし: 新材
・古色塗り(墨):古材
・柿渋塗り: 模型を安定させるための構造補強材
と塗りわけています。
色が塗られたことで模型にメリハリが付き、良い感じが出ていました。修正をお願いしていた軒付部分も二重になっており、後は板金工事を残すのみです。(Y2号)

↑古材、新材、構造補強材で色分けされた原寸模型。もう少し「柿渋=補強材」の色を濃くしたほうがよいかも?
- 2006/12/07(木) 22:08:50|
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