
加藤家住宅では素屋根の設置工事が終わり、主屋を覆っていた波型鉄板の解体が始まった。波型鉄板を剥がす作業は、独特の金属音を響かせている。そんななか、玄関先から微かな呼び声が聞こえ、背面に組まれた足場から急いで駆けつけた。そこには、「匠のつどい」の会長でもある池田さんが、メンバーをお連れになっていた。
本日の見学に参加されていた方は15名ほどで、なかには本年の伝建フェア(10月15日)に催された倉吉・
斎木家住宅での講演会にも参加されていた職人さんの姿もあった。まず、玄関先で資料を配布し、池田さんとO1号が工事の状況を説明し、あとは自由見学となった。

ちょっとした話題になったのが、五右衛門風呂であった。それは講演会にも話題にあげていたので、ただちに見学されていた方も数名おられた。風呂釜などの状態を見られ、釜よりも焚口、煙道の修理が必要との意見が多かった。また、左官職人の方が、壁に着目されていた。仕上げの塗り面は湿っぽく、漆喰ではないと指摘されていた。そのほかには、建具の建て付けには苦労するだろうなどの意見が交わされていた。
加藤家住宅の見学後には違う現場へ行く予定のようで、そちらに向かい移動されていった。(やっちゃん1号)
- 2006/12/16(土) 23:14:42|
- 講演・研究会|
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大城の「倭文日誌」のほうがはるかにおもしろいな。大学院生は中途半端だ・・・
- 2006/12/17(日) 14:45:46 |
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- asax #90N4AH2A
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