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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

FC2アクセス解析10・11・12月篇

 というわけで、目出度く50歳の誕生日を迎えました。ヤだヤだ、50だって。40になったとき大騒ぎしていたのに、あれからはや10年が過ぎてしまって、もう50なんだ。騒ぐ気にもなりませんね。棺桶がどんどん近づいてきています。

 さて、大晦日につき、激動の10~12月をFC2アクセス解析で振り返ってみましょう。とりあえず、ユニークアクセス(UA)とトータルアクセス(TA)の変化から。以下の表記は、月総数(1日平均)をあらわします。
   10月  UA=2990(96)   TA=8145(263)
   11月  UA=3918(133)  TA=10127(338)
   12月  UA=3826(123)  TA=8189(264)  
9月までの1日平均は、UAが85~91件、TAが217~238件でしたから、まず10月に漸増の傾向がみとめられ、11月には爆発的に上昇していることがわかります。11月にアクセスが急増したのは、①家内の緊急入院、②青谷上寺地遺跡建築部材の記者発表、③加藤家住宅修復現場公開の3大事が折り重なってブログにアップされ続けたことが原因と考えられます。11月以降、土・日をのぞいて、1日の個人アクセス(UA)が100件を下まわることはなくなりました。その勢いは12月にも持ち越しております。おそらく定期の読者が増えているのでしょう。11月の場合、個人アクセス(UA)だけでなく、延べのアクセス(TA)が1万件を超えてしまったことも注目に値します。これは固定の読者が、1日何回もアクセスしたことを意味していますが、12月になってTAのほうは10月並みに減少しました。11月のアクセスが突出していることがわかります。
 
 つぎに、ヤフーなど検索エンジンによるアクセス総数の推移をみますと、
  10月:1006  11月:1298  12月:1616
となっていて、11月よりもむしろ12月のほうが多くなっています。これを都道府県別にみてみましょう。左から10月→11月→12月のパーセンテージを示しています。

    1位 鳥取26.71% →鳥取38.45% →鳥取33.22%
    2位 大阪15.98% →島根14.05% →大阪16.36%
    3位 島根14.73% →大阪13.78% →島根11.29%
    4位 兵庫09.86% →東京05.40% →東京07.47%
    5位 東京06.24% →兵庫05.12% →京都04.06%
    6位 滋賀06.11% →京都04.00% →兵庫03.73%
    7位 群馬03.37% →滋賀03.35% →滋賀03.48%
    8位 京都02.74% →愛知01.95% →愛知02.15%
    9位 愛知02.37% →千葉01.76% →千葉01.57%
    10位 神奈川0.99% →福岡01.02% →岩手01.49%

 はっきり言えるのは、11月以降、鳥取県内のアクセスが非常に増えたことです。やはり11月の報道と入院騒動が大きく影響していると思われます。全国的には鳥取、大阪、島根がずっと3強ですが、東京がじわじわとアクセスをのばしています。東京のアクセス数の増加は、検索エンジンによるアクセスの伸びと相関しているものと思われます。

 続いて、検索エンジン使用のサーチワード順位をみてみましょう。左から10月(11月)[12月]のパーセンテージを示しています。

  1位 自在鉤4.87%   (自在鉤5.62% )     [****11.73%]
  2位 週間ファイト3.38% (リファーレンいなば1.77%)[自在鉤3.28%]
  3位 雑魚釣り2.28%  (エビちゃんねる1.54%)  [カルシウムハウス2.85%]
  4位 兼松江商 2.18%   (雑魚釣り1.46%)    [カイヤン2.54% ]
  5位 アイスブレイク1.89% (lablog 1.46%)     [lablog 2.11%]

 9月から3ヶ月連続して「自在鉤」が1位をキープしていましたが、12月になって、フリーのTVディレクター****氏にその座を奪われてしまいました。例の催涙スプレー事件をおこした人物です。これは異例の事件なので、「自在鉤」は依然首位を堅持していると言ってよいかもしれません。

 最後に激動の2006年、わたし個人および研究室にとっての十大ニュースを発表して今年のフィナーレとさせていただきます。

第1位 家内の緊急入院(脳内出血)とその看護
 11月10日の「青谷上寺地遺跡建築部材記者発表」その日に家内が脳内出血で倒れ、奈良県立病院に5週間入院した。このあいだ、多くの方がたの励ましに支えられ、家族の大切さも身にしみました。みなさん、家内はどんどん元気になっています。昨日も娘の引っ越しを手伝いに丹波橋まで行ってきました。長い距離を歩けるようになりました。あとは、右手と右目の回復を待つばかりです。

第2位 加藤家住宅の修復工事進む
 加藤家住宅が「登録有形文化財」の官報告示をうけた。鳥取市で3件め。前期のプロジェクト研究では、「床下にもぐる女たち」が大活躍。多くの伏図等を完成させ、修復と構造補強の方針が固まった。後期からは修復工事に着工。居住者O君が、工事記録を「倭文日誌」に連載中。11月16~18日には修復工事現場を公開し、100人前後の見学者が来場した。いま調査から修復に至る過程をO君が必死で卒論にまとめている。

第3位 青谷上寺地遺跡建築部材による「楼観」報道
 青谷上寺地遺跡で出土した7000点におよぶ建築部材のなかに、長さ724㎝の柱材が含まれていた。部材データベースをネットに載せる作業を進めるなかで、保存処理のため5つに分断されていた材が1本であることが判明し、直交する二つの貫穴から四面開放の「楼観」(物見櫓)に復元できる可能性が高まった。研究室は復元図のCGに挑戦!11月11日の朝刊では朝日、毎日、産経、読売の大手4紙すべてが1面にこの記事と復元図を掲載した。地元の新聞も、大きく記者発表の内容をとりあげた。1週間後の11月18日には、この発見を記念する特別講演もおこなった。いま、その講演のテープ起こし原稿の作業を急がされている。

第4位 ベトナム・ハロン湾水上集落の調査
 環境大学の某助教授、3年生のチャック、2年生のMr.エアポートとともにベトナムの調査に旅だった(9月)。世界自然遺産ハロン湾に散在する水上集落の調査をすすめ、その成果をいまチャックとケンボーらが環境デザイン演習4としてまとめつつある。タイトルは「越南浮游」。それはブログのタイトルでもあった。今後、文化的景観の問題と絡めながら水上集落論を発展させたいと思っている。

第5位 ワールドカップの予想大当たり!
 ドイツW杯2006で日本は惨敗。「1次リーグF組はブラジルとオーストラリア決勝トーナメント進出」(2005年12月11日)、「日本は1次リーグで1分2敗の勝点1」(2006年5月16日)などブログに記した予想がどんぴしゃで当たり続けた。「優勝はイタリア」(2006年6月4日)の予想もずばり的中。わたし自身は直感でもなんでもなく、論理的分析の帰結だと自負している。W杯中に始まった「のびたインタビュー -ヴェルトマイスターシャフト2006」にはアクセスが集まり、中国の留学生から激励のコメント、奈良の人妻からはおかしな質問を頂戴した。それにしても、ジダンの最後は見事だった。プレーの格が全然違う。それに、マテラッツィに頭突きをくらわしてどこが悪いんだ。最高のフィナーレじゃないか。MVPの受賞は当然です!

第6位 夏休みに尾崎家住宅と倉吉看板建築の調査
 蒸し暑い夏に4年女子が尾崎家と倉吉の調査をひっぱった。3期生は調査に慣れていないので心配していたが、「北からきたの」さんやモリさん&アッコちゃんを中心に調査は順調に進んでいった。調査はおもしろい。どんな調査にも必ず新しい発見がある。「看板建築の裏側」なんか、その典型的な例と言える。あれで、思考が反転してしまった。倉吉アーケード街のジェラード、尾崎家でいただいた真っ赤なスイカが忘れられませんね。倉吉との往復路でみる日本海の景色も素晴らしかった。わたしは夏の日本海が大好きなんです。今、倉吉と尾崎家は臨戦態勢。卒業研究の〆切まであと一月。4年女子、がんばれ!

第7位 2期生卒業!
 デザイン学科で最大勢力を誇っていたASALABの2期生が卒業した。キムが主席、社長が卒業制作最優秀賞、ピエールが卒業論文最優秀賞の3冠を達成し、正直、卒業式でわたしの鼻は高かった。1期生の雪辱を君たちは果たしてくれました。ほかにも利蔵、西河(♂♀)、Y.ジーコ、ノビタと愉快な連中がそろい、1年半の間ずっと助けられてきた。これだけのメンバーを失って一時はどうなることかと不安だったけれども、大学院に残ったホカノをかよわい番頭にして、なんとか研究室はもっている。残念だったのは、延期になってしまった「吉田を囲む会」。いつやろうかな、と思案にくれている。みんな集まってくれよ!

第8位 岡村・タクオ・ヤンマーとの再会
 一方、1期生とも再会を果たした。タクオとは3回会ったかな。わざわざ倉吉の講演会(伝建フェア)にかけつけてくれた。岡村とは2回か。一度は西大寺のエリントンで飲んだ。ヤンマーはタクオと一緒に高の原までやってきた。卒業後はじめての面会。学生時代のにこやかな笑顔を失っていない。この3人は職人指向で損をしている。あれだけの能力があれば、もっと給料の高いところで働けるだろうに、さてこれからどうするつもりなのか。遠くから見守らせていただきましょう。

第9位 田和山・山田上ノ台・御所野の復元建物竣工
 5年間指導してきた松江市の田和山遺跡(弥生中期)の復元建物がとうとう最終年度を迎えた。今年は大型円形竪穴住居の復元建設を進めていた。わたしのスパルタに耐えてきたF君が年度なかばで別の部局に異動したのには驚いたが、あとをうけた係長が見事に重責を果たしてくれた。わたしは家内の入院もあって、途中から現地指導に行けなくなったが、田和山から送られてくる写真は、ほとんど毎回ブログに掲載した。こうすることで、工事の進捗状況を自覚できる。このほか仙台の山田上ノ台遺跡(縄文中期)も3棟の土屋根住居が竣工。住宅街のなかの素敵な史跡公園「仙台市 縄文の森広場」として生まれ変わった。最も付き合いの長い御所野遺跡(岩手、縄文中期)でも、2棟の掘立柱建物が竣工した。良かった!

第10位 原稿執筆遅れ気味 -ブログの弊害
 わたしは原稿執筆のスピードが速いことでだけが取柄で、内容はともかく、バカスカ書き散らかしてきた男である。ところが、最近、〆切が守れない。歳を重ねて、「執筆」という行為に慎重さが生まれてきたことによるのかもしれないが、なによりこのブログが弊害になっている。これはあきらかです。わたしはブログに情熱を注いでいる。こういうエッセイ風の雑文書きこそが、わたしの持って生まれた天分であり、ほんとうに楽しくて仕方ない。わたしはいつもブログのネタをさがし、何日か先までブログの内容を日々構想している。それに引き替え、学術論文系の執筆はしんどいし、ときに退屈なこともある。研究と教育で給料をもらっている人間なのだから、もちろん学術系の原稿執筆に情熱を燃やさなければならないのだけれど、それがブログに負けているところに大きな問題がある。なかなか深刻だ。このことを本人はちゃんと悟っている。悟っているからこそ、依頼された原稿をブログと重ならせて処理しようと企んできたのでのである。「東亜都城建築史草稿」「縄文建築論」などのシリーズが、その代表例である。こういうやり方でいいのだろうか。否、よくない! 今日も、これから一つ仕事を片づけなければならない。こんなに長いブログを書いている場合じゃないんだよ、ったく。




  1. 2006/12/31(日) 00:30:41|
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