正月も5日になるのに、まだ年賀状がたくさん届く。その大半は返事ではない。なぜならば、わたしが賀状を出してない人たちからの年賀だからで、
いったいいつ投函するとこういうタイミングで届くのだろうか。アンケートをとってみたくなる。
夕方、返事を書いていたら、
昨日買ったばかりの携帯電話が鳴った。今日は携帯がよく鳴る。昨日のブログで「携帯電話の番号を知らせてください」と広告したものだから、多くの方がたにお気遣いいただいて、メールをたくさん頂戴したのだ。
しかし、夕方18:04の着メロは電話だった。やさしい女性の声がした。関西国際空港の案内所からの電話である。午後4時前に
携帯がみつかったのだという。
「どこにあったんですか?」
「国際線北口を出たところに男子トイレがありますが、その手前の自動販売機の上に置いてあったそうです。」
そういえば、トイレに入る前にジュースを買ったような気がする。機内食をとりながら赤ワインを2杯飲んだだけで泥酔してしまい、着陸前に目覚めたら喉が渇いてしかたなかった。それでジュースを飲みたくなったのだろう。
トイレのことは頭にあったのに、自動販売機については直後から記憶の彼方に消えてしまっている。
それにしても、携帯を更新した翌日に失くした携帯がみつかるとは?? まる1日の時差である。人生とは、こういうものですね、とほほほ・・・
古い携帯には、もちろん大量の個人情報が詰まっている。漫画の『島耕作』上海篇を思い出した。ある上海のワルが忘れていった携帯電話を、島の雇った探偵が入手する。その携帯には、上海の二大ヤクザの連絡先が含まれていた。どうやら、そのワルはヤクザに二股をかけているらしい。二重スパイだ。その事実を探偵は両方のヤクザにそれとなく知らせた。もちろんヤクザは怒る。そのワルは、手足を縛られて埠頭のクレーンに吊される。頭を下にして、鼻が海面すれすれにつかるようにクレーンの位置を定めると、そのワルは踊り跳ねる蝦のようにもがきながら腹筋運動を繰り返す。反りかえらないと、鼻が海面下につかって息ができない。しかし、腹筋運動にも限界がある。しばらくしてワルは力尽き、窒息死した。残忍な仕置き。
もちろんわたしはヤクザとは何の係わりもないけれど、携帯旧機に入力している個人情報を悪用されると、だれかが被害にあうかもしれない。そういう意味では、とんまな顛末ではあったが、データの漏洩をくいとめただけでもよしとせざるをえないだろう。拾得された旧機は、さっそく着払いで宅送していただくことにした。データはドコモショップで転送してもらいます。ですから、みなさん、
もうわたしの携帯に電話したり、メールしたりしていただく必要はありません。昨日の広告もすでにデリートしています。お騒がせしました。今日、メールや電話をいただいたみなさん、余計な手間をとらせてまことに申し訳ありませんでした。ごめんなさい!
なんたる呆けた年初であろうか。
とほほ、とほほ、とほほほ・・・
- 2007/01/05(金) 21:05:28|
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