
ついにこの日がやってきた。
我々が製作したイロリを加藤家の床に戻すため加藤家からお呼びがかかったのだ。暑い夏の日に汗とホコリにまみれになりながら
イロリの石を組んだことを懐かしく思う。
改修された加藤家のイロリの間の大引きや根太は、大工の方々によってすばらしく良い具合になっていた。イロリの石は
鳥取城の石垣の余材をいただいたので幅が大きく通常の大引の間隔には入らない。大工さんたちのおかげで作業は楽に進んだ。大変感謝である。と思いきや、やはりイロリの石たちは重い。雨が降る寒い夕方にも限らず汗をかいた。床の沈下が修正されたためイロリの框の位置がかなり高くなっており、イロリの石のレベルを上げるのとツラをあわせるのにはとても苦労した。予想では1時間で終わると思っていたが、気がつけば2時間半も作業に没頭していた。
イロリが組み終わった頃には外はすでに真っ暗になっていた。このイロリで再び火を焚き皆で囲うのも、そう遠くはない。(Mr.エアポート)

- 2007/01/11(木) 23:40:51|
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