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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

『ミンガス』を聞きながら

 26日の金曜日、池田家墓所の委員会を終えたわたしと大学院生は、高架下の居酒屋にしけこんで中間発表の「反省会」をおこない、そのままわたしは19時すぎのスーパーはくとに乗りこんだ。乗車前の刹那を利用し、キオスクで珍しく雑誌を2冊も買った。1冊は『サッカーダイジェスト』、もう1冊は酔った勢いで『月間プレイボーイ』にした。『週間プレイボーイ』ではなく、『月間プレイボーイ』の3月号である。表紙に「女性ヴォーカルに酔う」という大見出しがついていて、これにやられてしまった。
 一方の『サッカーダイジェスト』誌は俊輔の特集号で、乗車してまずどちらを読むかというと、当然のことながら、俊輔のほうである。トルシエが、代表監督時代の中村は先発かベンチ外のどちらかしかなかった、と述懐していた。だれかトルシエを狙撃してくれないだろうか。なんていういらだちを覚えながら列車に揺られていると、まもなく爆睡。大阪の手前でなんとか目をさました。
 帰宅後、『月間プレイボーイ』に目を通した。日本版プレイボーイ誌(月間)の創刊は大学時代のことだった。真っ黒な表紙にバニーガールのウサギさん。あのころはまだヘアヌードは解禁されていなかったが、大学生のぼくたちは、毎月『月間プレイボーイ』のセンターフォールドを飾る「プレイメイト・オブ・ザ・マンス」に心をときめかせていたものだ。いったい、何月号のモデルが「プレイメイト・オブ・ザ・イヤー」に選ばれるだろうか。ちなみに、無名時代のシャロン・ストーンは「プレイメイト殺人事件」という映画でプレイメイト・オブ・ザ・イヤーを演じている。プレイメイト・オブ・ザ・マンスが連続して殺されるのだが、その犯人がシャロン・ストーン(PB誌のオーナーであるヒュー・へフナーの隠し子という設定)で、彼女と恋に落ち、彼女を捕まえる刑事をトム・スケリットが渋く演じていた。刑事の奥さんが注意を促す。
  「そんな綺麗なモデルさんと毎日会ってるの、気をつけなさいよ!?」
  「なに言ってるんだい、ぼくはもう大人(おじさん)だよ・・・」
  「だから危ないのよ。」

 『月間プレイボーイ』の創刊から30年が過ぎた。おそらく十数年ぶりに買ったこの雑誌には、もちろん今でもセンターフォールドをプレイメイトのヌード写真が飾っているが、ジェイド・ニコールという名のモデルはとくに美しいわけでもなく、インターネット隆盛の時代にヘアヌードをみせられても、なんの感激も感慨も欲情も湧いてこない。
 ヌードでは売れないことを編集部も自覚しているのだろうか、センターフォールド以外では、スカイダイビングのヨーロッパ・チャンピオンであったアスリート女性のヌード写真が7ページあるだけ。時代は変わった。と同時に、これでよく廃刊にならないな、とも思う。

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 で、問題は特集の「女性ヴォーカル」だが、まぁいちどざっと読んではみた。とくにおもしろくもなんともない。それでも、だれかのCDを買おうと決めてアマゾンを開いた。結局、注文したのは、ジョニ・ミッチェルの『ヘジラ』(1976)と『ミンガス』(1979)の2枚。べつにジョニ・ミッチェルが好きな女性ヴォーカルというわけではないのだけれども、ジャコ・パストリアスの存在が気になって仕方なかったからである。
 生まれてこのかた、わたしに最も衝撃を与えたミュージシャンをあげるとすれば、ニール・ヤングとジャコ・パストリアスの二人になるだろう。ご存知のとおり、ニール・ヤングはまだ生きているが、ジャコは若くして死んでしまった。躁鬱と薬と酒でぼろぼろになっての、のたれ死にである。
 ジャコというベーシストは、紛れもない天才であった。それは、かれが創った『ジャコ・パストリアス』(1976)と『ワード・オブ・マウス』(1981)という2枚のアルバムを聞けば、だれだってみとめざるをえないだろう。ジャコの生涯と生き様を知りたければ、ビル・ミルコウスキーの『ジャコ・パストリアスの肖像』(リットー・ミュージック、1992)を読むのが手っ取り早いのでお薦めします。ともかくジャコは早死にしすぎた。おかげで、耳にできる天才的なベースプレーの録音もまた少なすぎるから、かれがレコーディングに係わった音楽なら何でも聞いてみたくなってしまうのである。
 ジョニ・ミッチェルは西海岸のフォークシンガーだが、70年代の後半からジャズ的な指向が強くなり、その時期、ジャコは何枚かのアルバムでバック・ベーシストを務めている。というわけで、ジャコのベースをフィーチャーした2枚のアルバムが今日届いた。だから、今夜は『ミンガス』を聞きながらブログを書いている。『ミンガス』のミンガスとは、もちろんベーシストのチャーリー・ミンガスのこと。ジョニ・ミッチェルはミンガスの名曲「グッバイ・ポークパイ・ハット」に詞をつけて歌っている。バックミュージシャンは大変豪華で、ウェイン・ショーターにハービー・ハンコックときて、もちろんジャコのベースも抜群なんだが、あえて感想を述べると、かん高いジョニ・ミッチェルのボーカルがないほうがいいな・・・

 さて、もうひとつの大事件。今日は、ギターを買った。15年間愛用した小さなYAMAHAのエレアコ(ビニール弦)が正月に粗大ごみとなってローラーに巻き込まれたことをお伝えしたが、某講演のギャラとしてギフト券を頂戴したので、昨日、近鉄デパートの楽器店にでかけたのだが、どれもこれも値段の割には音が悪く、ギフト券での購入を断念した。今日は押熊の天理楽器にまで足を伸ばした。じつは昨年の10月、この楽器店でよく鳴る小振りのギターをみつけていたのだが、「カードだと割高です」と言われて、買うのをあきらめた経緯がある。再訪して、もういちどそのギターを奏でてみると、やはり握りやすくて、鳴りがいい。昨日のデパートものとは全然違う。こんどは現金で買うのを即断した(そんなに高くない)。
 新しいスコア(楽譜)も1冊買った。久しぶりに新しい曲を練習しよう。加藤家の竣工祝賀会で披露するかな、ははは。




  1. 2007/01/29(月) 21:59:51|
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