というわけで、卒業研究の〆切日を迎えた。
1月末日24:00が〆切時刻である。今年、卒業研究に取り組んだ6名はいちおう全員成果物をもってきた。◎はなし、○は2名、△が3名、限りなく×に近い△が1名である。
このブログをご覧になっているご父兄が結構いらっしゃるので、ご心配でしょうから、ちょっと説明しておきましょうか。
◎: 受け取った。もう修正の必要なし。ご苦労さま!
○: 受け取った。けれど、もう少し修正してほしい。そうすれば、一段レベルアップした論文・作品に仕上がる。
△: 完成していないが、まぁ半分受け取ったことにしよう。大急ぎで残りを片づけなさい。
×: 受け取るに値しない・・・
というランク付けであります。
さて、昨日の事件に関わった学生に対しては事情聴取をおこなった。ほとんど一様に罪悪感がないのに驚いてしまう。3名の学生は卒業研究に苦しんでいる首謀者を助けようとした善意からおこなっただけという感覚で、制作グループに対する気遣いがほとんど感じられない。自分が作ったものでもなければ、首謀者が作ったものでもないのに、なぜかれらは他人の作品を勝手に持ち出して撮影し、それを破損しても自主的に修復しようとしないのか、なんど考えても理解に苦しむ。
関係者のなかで制作グループの2年生に会いに行き謝罪した学生は2名だけであり、そのうち1名はわたしが謝罪に行くように命じた学生である。そういう指示をしなければたぶん水屋を放置し、謝罪も挨拶もしなかったであろう。
どうしてこうなのだろう。日本の若者は狂ってしまったのだろうか。ただ、うちの男子学生だけがモラルを欠いているのか、若者全体の問題なのか、わたしにはよくわからない。
理解を超えている。
- 2007/02/01(木) 04:20:08|
- 研究室|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0