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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

へたれタイン

 奈良は大雨。雨は鳥取のほうがよく似合う。
 どうもへたっていて、昼過ぎまで家で休んでいた。そういえば、バレンタインなんだな。今年はゼロだと諦めていたところ、昨夜、病室で患者に知らされた。
  「チョコレート買ってあるよ、あなたとしゅんちゃん(息子)の分・・・」
 たしかに電子レンジの下の棚をあけると、ラッピングされた箱入りの物体が2個確認された。昼食後にチョコレートを二つ食べて、インスタントのエスプレッソを飲んだ。
 さて、出発。病室に着いたら午後3時。佐治の両親はすでに奈良を離れ、娘がひとり明日の試験勉強をしながら患者の相手をしていた。それから、付き添いを交替したのだが、患者よりもわたしの体調が芳しくない。今日もまた高血圧の頓服を一錠飲んだ。

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 患者の病状は好転している。点滴は外され、ポータブルトイレからも解放されていた。ただし歯磨きは病室でおこなう。今日は急患時に診察していただいたドクターともとの主治医がべつべつに来室され、べつべつにお話をうかがった。
 年配のドクターの見解によると、出血量は前回と変わらない程度だが、出血部位が頭皮側だったので、大きな障害がおこらなかったのだという。今回の出血部位ならば、ストロー状のパイプを使って血液を吸い出すことも不可能ではないらしい。ただし、血液を吸い出すことによって、さらに出血を招く危険性があるという。脳動静脈奇形とはそういう病気なのである。結局、前回と同じく、安静にして血液の吸収を待つ以外にない。
 その後、本来の主治医であるK先生があらわれた。なんか、申し訳なさそうな顔をしている。出血が血圧とは関係ないことがあきらかになったので、今回は血管を強くする薬を使ってみるのだという。K先生は、わたしの疑問を見抜いている。

  「ガンマナイフの治療が奇形部分から出血を引き起こした可能性はもちろんあるんですが、それを科学的に証明するデータはないんですね。かりにガンマナイフによって出血をおこしたとしても、奇形を取り除く方法はほかにありませんしね・・・」

 たしかに、そのとおりだ。べつにわたしはガンマナイフの手術をした大阪の医師を相手に訴訟をおこすつもりなどない。ただし、こういう断続的な出血が、放射能照射による奇形部分の萎縮時におきている可能性が高いように思われてならないのである。そういう意見を述べたところ、K先生は「それはあるかもしれません」と答えた。
 とても難しい問題だ。ガンマナイフ手術をしない場合、脳動静脈奇形からの出血は数パーセント程度の確率だと言われる。しかし、死ぬまで脳のなかに奇形を持ち続けなければならない。ガンマナイフをすると、2~3年で奇形は壊死してしまうが、成功率は70~80%とされる。このように、ガンマナイフによって発症率は高くなるのだけれども、ガンマナイフをしないと奇形が脳から消えることはない。どちらをとるべきか。

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 山陰から情報が集まってきている。いちばんみたかったのは、加藤家のトチ葺き軒付(↑↑)だが、「倭文日誌」を読むと、二重軒付の上段2枚の打ち付けに移行しているから、こんど鳥取に戻るころには木工事はほぼ終わっているだろう。すると、残りは屋根の鈑金工事だけか・・・
 池田家墓所では、光仲墓玉垣の組み直しが進んでいる。すでに玉垣の仮組と調整が終わり、玉垣の本組にとりかかって、今は写真のような状態(↑)。そして、いよいよ唐破風の設置が近づいてきた。重さ1トンの石の唐破風(↓)である。設置工事の日程が今月20日午前11時からに決まったという。残念だ。20日は東京に出張することが決まっている。21日にしてくれたらありがたいのだが、駄目なら某大学院生を派遣するしかない。
 そう言えば池田家墓所は、唐破風設置に先立つ今月17日の14:00~15:00に光仲墓玉垣修復工事の現地説明会をおこなうことになっている。是非とも、多くの方々に修復工事をご覧いただきたいのだが、マスコミ関係者なら20日に行くほうがいいだろう。この日の工事は見物ですよ!

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 もう一ヶ所。田和山で設計中の「蟻桟」付き扉板の設計図が送られてきた。もちろん、まだOKを出していない。いちばんの問題は、青谷上寺地での出土品が柾目の板になっているところで、学術的にはこれに倣いたいところだが、柾目の板は割れやすい。割れやすいから蟻桟を使ったのだろうが、復元事業ではメインテナンスも無視できないから、柾目にしないほうが良いような気がしている。


  1. 2007/02/15(木) 01:19:58|
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