今まで、環境政策学科の学生が2名来室していた。正確にいうと一人は在校生で、もう一人は1期生、すなわち卒業生である。その卒業生は軍服のような作業服を着て、胸のところに「ゴルゴ」という名を縫い込んでいた。男子ではなく、女子なのだが。すなわち、本学のOGである。
「何して暮らしているの?」
と訊ねると、
「ポニーの世話をしてます。」
と答えるので、
「そういう答え方をしちゃ駄目だよ・・・」
「・・・」
「そういうときはね、<スナイパー>って答えるんだよ」
と教えてあげると、彼女はニコニコ笑って目を細めた。
そのゴルゴさんは、船岡のポニー牧場で働いているとのこと。しかも、築後70~80年の古民家に住んでいるという。
「茅葺きなの?」
「いえ、瓦葺きです」
かれら二人は、鳥大の学生との交流を計りたいのだそうで、その第一弾として、「古民家再生」を考える会を開きたいのだという。会場はポニー牧場を考えているというが、加藤家の話をすると、目を輝かせて、「そこがいいですね」と二人とも言い出した。とくにロフトについて非常に興味をもったみたいだ。
とてもありがたいことだと思う。こうして、環境デザイン学科以外の学生や鳥大の学生が「古民家再生」に興味を抱いてくれている。話し合った結果、とりあえず連休初日の4月28日を候補日とし、仮称「古民家の会」を加藤家を会場に開催することに同意した。わたしだけでなく、ゼミ全体でバックアップしたいので、新3・4年生一同心しておいてください。
- 2007/03/15(木) 21:28:02|
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