
会場のフリースペースがにぎわってきた頃、在学生であるマツモとミスターと私はメッセージを書いていた。卒業生である先輩たちとの思いで話をしながら書き進め、3人そろってニヤニヤしていた。
本当にすごい先輩たちでした。浅川研究室にて数々の研究に携わってきた先輩たちは、いつでも研究に対する気迫に満ちていた。それでいて休憩時にぶっ飛んだ事を言い出したりする。好きにならない訳が無い。

卒業生が会場から出てきて浅川研究室のメンバーが揃うと、やっぱりいつもとおんなじ空気になった。卒業式会場の県民文化会館にいても、いつもの調査後の空気である。緊張しているような、気になるような。どこの場所でも、どんなファッションでも、落ち着けるメンバーがいて本当に気持ちが良いなあ、と、思った。

卒業式のあと、O先輩による感謝会が開かれた。その会場である加藤家に集まった大工さん達もまた、囲炉裏を中心に暖かい空気を醸しだしていた。大仕事の後の団欒に、私もひょっこり加わったりした。私にはないもの、絶対に真似することの出来ない仕事をしている方々と同じ場に居ると、なんだって勉強になる、とおもう。私の両隣に座っていた後輩2人からも、真似したいと思うところは沢山ある。(それが何かは教えないけれど…) まずこの「加藤家」という場に感謝した。
沖縄そばと生春巻きと寿司を食べ、周囲を見渡すと、囲炉裏からの煙がゆったりと加藤家全体を取り巻いている。それにA教授の「だっはっは」の声が絡んでいっそう一体感が高まった。本当にこの場所は、暴露話から構造の話から、沢山の話題をひとつにまとめてくれる様な場所だなあ、と、おもった。(書道部S/3回生)
- 2007/03/21(水) 22:46:16|
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