
23日日の夕方、古代出雲博から松江に戻ってきた。田和山遺跡の前にある今井書店のなかに「
ラバール」というカフェがあり、1日お世話になった松江市の職員さんとともに冷やかすことにした。というか、わたしが強引に誘ったのである。
前夜、以下のようなメールが持ち歩きのパソコンに飛び込んできた。
「一年間の短い間でしたが大変御世話になりました、ありがとうございます。明々後日より勤務なので明日鳥取を発ちます。また、松江に来られることがありましたら店の方にも是非よってみてください。それでは失礼致します。」
送り主は松江市出身。だれだか分かりますか?
この「店」というのはかれの就職先のことだが、じつはその店が「ラバール」なのである。ラバールは、
スタバやドトールに近いイタリア系テイストのカフェで、米子と松江に小規模ながらチェーン店を展開している。わたしはホット・チャイとベイクド・エッグサンド、他の2名はラッテとケーキを注文した。

レジの若い女の子にさっそくカマをかけた。
「ねぇ、***ってやつ知ってます?」
「・・・・いえ、知りません・・・」
テーブルに飲物やケーキを運んでくる別の女の子にも話をふった。
「あの、***をよろしくお願いします!」
「・・・? ・・・・?? ・・・・・???」
わたしは営業活動までしておいた。同行した2名の松江市職員さんがもう一度来店しやすいような工夫をしておいたのだが、何をしたのかは今は言えない。まもなく、あきらかになるでしょう。
ところで、「
東大のスターバックス」で指摘したように、こういう喫茶店が大学のキャンパス内にあればほんとうに良いと思う。学生センターの1階ホールの片隅で出店してくれないだろうか。経営陣には真剣に検討していただきたい。こういうカフェを設けることで若者の視線をひきつけ、ニュータウン住民や県民との交流を計りつつ利潤を得るのである。

ラバールを出て、ツタヤを通り、薬局まで行って、わたしは
ユンケルとアスピリンを仕入れた。ユンケルは午前中すでに1本を飲んでいたのだが、あのエネルギーは約2時間で切れてしまう。松江から奈良まで5時間はかかる。そこで、わたしはユンケルの3本セットを買った。
松江から奈良への運転は、ほんとしんどかった。ユンケルは予想どおり、約2時間で効用が薄れる。2時間を過ぎると途端に眠くなってしまうので、パーキング・エリアに寄って新しい1本をごくんと飲み干し、紙コップ入りの濃いコーヒーを車に持ち込む。こういうときは車内で聞く音楽も慎重に選ばなければならない。ニール・ヤングのソロライブは問題なくいい。神経の奥まで刺激してくれる。ジム・ホール&パット・メセニーのデュオは気持ち良すぎて眠くなるが、パット・マルティ-ノは悪くない。「酒とバラの日々」のようなスローバラードでも、アドリブになると、マルティ-ノは4ビートのリズム・セクションはほったらかして、猛烈な早引きを繰り返す。おまけに弦はガチガチのヘヴィ・ゲージで音が固くてでかいんだから。
車は決して飛ばさない。左車線を時速90km前後で安全運転。なかなか前に進まないが、なんとかかんとか夜の10時半ころ奈良の自宅にたどり着いた。
患者ははじめての外泊許可をもらい、リビングの椅子に腰掛けてわたしを待っていた。
「どうしてソファに坐らないの?」
「寒いからストーブの前にいるの。」
わたしは風呂にも入らず、ブログも書かず、ぐったり眠り込んでしまった。
前借りしていたユンケル3本分のエネルギーを取り戻すには睡眠しかない。

↑ラバール外観 ↓ラバールから望む田和山遺跡
- 2007/03/24(土) 17:43:56|
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