さきほど患者を病院まで送り届けた。
はじめての外泊で、2泊した。昨日は、馴染みの喫茶店「
ペパーミント」に娘と3人でランチを食べに行き、夜は息子も加わって家で食卓を囲んだ。今日は、昼にわたしが腕をふるって「中華風焼ビーフン」を作った。夜は、塾帰りの息子をひろい、3人で学食風レストランで食事した。いろんなお総菜やおかずが揃っていて、美味しいし安い。3人食べても2000円未満だから、買い物して夕食を作るのと変わらない、というか、むしろ安いぐらいだ。なにより、おさんどんの手間がいっさい省ける。患者ははじめての来店だが、すっかり気に入ったようで、食欲旺盛。元気になってきた。
2度目の出血からすでに6週間がすぎている。なんとか来週末(30日/金曜日)にいちど退院させたいと思っていて、その旨、ナースステーションに伝えておいた。29日には最後の入試判定会議があるので、大学に戻らなければならないから、30日はまたしてもとんぼ帰りになりそうだ。
問題は吹田の病院だ。わたしとの
数回の交渉を経て、ようやく主事医が動き出し、「発語能力を確かめたい」という理由で「患者の受け入れ」を表明したのだが、4月にならないとベッドが空かないという。わたしのほうは、授業のない3月中の転院を強く主張していたのだが、叶わなかった。とりあえず、病院から病院への転院はやめにする。いちど帰宅して、1~2週間ようすをみたい。

さてさて、気がついたら、ソロ・ギターのスコアが3冊もたまっているではないか。ネットで調べると、南澤大介というギタリストのスコアがなかなか評判がよいので、中古本(CD付)を取り寄せた。正直いうと、技巧的にはちょっと物足りない。もう少し不協和音を使ってほしいのだが、後ろの解説を読むと、出版元のリットー・ミュージックの方から、「原曲のコード感を変えないよう・・・難易度の高くないアレンジ」を要求されたからだという。たしかに、そのとおりで、初心者にはじつによくできた編曲なんじゃないだろうか。なにより曲数が多くて、バラエティに富んでいる。「ロックの名曲」「ビートルズ&ジョン・レノン集」「懐かしのスタンダード」「クラシック・コレクション」「バラード&クリスマス・ソング集」「インスト集」に分かれていて、全部で30曲も納めている。おもしろかったのは「ルパン3世のテーマ'78」とかYMOの「テクノポリス」。難しいのはクラプトンの冒頭3曲かな。
驚いたのは、Cキーで弾くと難しいビートルズの「イエスタディ」がGキーではあっさり弾けてしまうこと。ギターにとってGキーは極楽だ。「ヘイ・ジュード」も山下達郎の「クリスマス・イブ」も、Gキーならすぐに弾けてしまう。それにしても、「イエスタディ」という曲の美しさは尋常ではない。自分が奏でるGキーの「イエスタディ」を聞いているだけでうっとりしてくるんだから、もうわたしは居ても立ってもいられなくなり、
関口祐二さん編曲の『ジャズ風アレンジ・ソロ・ギター ビートルズ』というスコアまで買ってしまった。このスコア集のトリを務める「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」がまたGキーのアレンジで虜になってしまった。しかし、ビートルズのありとあらゆる曲をジャズっぽく編曲してもつまらないことがよくわかった。バラードはそれでよいのだけれど、初期のビートルズはもっとシンプルでアップテンポのアレンジのほうがよくあうね。
というわけで、すっかり
ギターと深いお付き合いになってしまっている。ソロ・ギターはおもしろい。60歳になったら、還暦記念論文集を出そうかと思っていたけれども、どうやらソロ・ギターのCDにしたほうが楽しそうだ。腕を磨くぞ!
- 2007/03/25(日) 23:41:36|
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