
昼下がり、患者のリハビリ散歩につきあった。まだ一人ではとても外を歩かせられない。ばぁちゃんがいるときは、いつも二人で歩いていたようだ。今日は一人で出ようとするから、わたしがついていくことにした。
中層住宅群のまんなかを蛇行するボーンネルフ(歩車共存道路)の路肩にはサツキが咲き乱れている。満開までもう一息といったところだろうか。危なっかしい足取りで、歩道橋の階段をなんとか昇り切り、こんどは一戸建て住宅群の道を歩いて帰ってきた。こちらはハナミズキが満開。よくみると、花びらが弱り始めている。ピークの時期を過ぎてしまったのかもしれない。それでも、白とピンクのハナミズキが家々の庭に咲き乱れる街並みは瑞々しくて爽やかだ。
ついでだから、また惚気ておくと、若い頃の患者は、「喩えるなら、てっせんのような人だね・・」とまれに言われることがあった。そう言われると嬉しくて、庭の竹垣をてっせん(クレマチス)で覆い尽くそうとしたこともあるのだが、クレマチスは値が高い。1~2株ならなんとかなるけれども、竹垣を覆うには数十株必要であり、貧乏だったわたしたちは、それをあっさり断念した。


↑サツキは満開まであと一歩。
- 2007/05/01(火) 23:02:06|
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