昨夜未明、24時間営業の弁当屋兼食堂に入った。じつは、2日連続の深夜訪問なんだが、昨日は時間が遅すぎて、おかずはもう佃煮のようなお総菜しか残っていない。と思ってがっくりしていたところ、サバのみそ煮パックを発見。お値段は75円と超安い。レジの女性に「これ大丈夫ですよね?」と念をおしてから、サバをメインディッシュに決めたのであった。
とりあえずは満腹になって、家に帰った。もちろんただちに寝るわけもなく、最近取り寄せた教則ビデオ『ブルースギターの常套区』(VHSの中古品で1000円でした!)の付録譜面をみながら、最もプリミティブなブルース・ピッキングの練習をした。それをインストラクターの打田十紀男は「
ミシシッピ・ジョンハート・スタイル」と名づけている。これは、いわゆるオルタネイティング・ベースのフィンガー・ピッキングで、ラグライム・ピアノの左手をギターの右手親指で表現しようとするもの。4~6弦のベース音を、ズンチャ、ズンチャという2ビートで交互に弾いてリズムをとりながら、1~3弦は人差指と中指でメロディを奏でる。
正直、こんな技術はとうの昔に習得したはずだ。わたしだって、高校生のころ、ステファン・グロスマン大先生の教則レコードを取り寄せて、ずいぶんカントリー・ブルースのピッキングを練習したんだから。ところが、やっぱりすぐには弾けない。というか、完璧には弾けない。オルタネイティング・ベースというのは、案外、むつかしい技術でしてね。ともかく大切なのは正確にリズムを刻むことなんだけど、人差指と中指で奏でるメロディに惑わされて、いつしかベース音の反復が乱れていくんですよ・・・じつは、わたしが悪戦苦闘している「第3の男」(
吉川忠英編曲)も、このオルタネイティング・ベースがやっかいなんです。メロディはエビスビールのCMソングなんだから、すっかり頭に入っているし、コードもそんなに難しくない。ところが、A(ラ→ミ→ラ→ミ)とE7(シ→ミ→シ→ミ)のベース音の反復が途中からおかしくなって行くんです。
・・・それからまもなく眠りに落ちたんだけど、明け方になってお腹が痛む。痛くて痛くて目がさめ、トイレに直行!
キース・ジャレット・トリオのベーシストはゲーリー・ピーコックでしょ。素晴らしいベーシストだわね・・・昨日はわたしのお腹がゲーリー・ピーコックですよ。強烈なゲーリー・ピーコック!・・・
三角山登山を覚えていますか・・・
ただちに大量の正露丸と抗生物質を白湯で胃袋に流し込み、再び眠りに落ちることは落ちたんですが、2時間後にはまた2度もトイレに行く羽目に。ずいぶん考えたんだけど、サバのみそ煮以外に原因が思いつかないんですね。昼間はコンビニのおにぎりやクラッカーしか食べていない。食堂で食べたのは1回だけ。ご飯とみそ汁と佃煮のようなお総菜とサバのみそ煮なんですよ。しかも、それは最後の最後の残りもの・・・

おかげさまで、車を運転して奈良へ戻ろうという意欲はなくなり、今週末もスーパーはくとの往復割引券を買ってしまった。ほんとうに、おかげさまで、溜まっていたレポート採点が車中で全部終わりました。今週の授業は「難しかった」という感想が多かったけれども、レポートはそんなに悪くない。ところで、家に帰っても夕食をつくるのは大変だから、車内販売でお寿司を買ったんです。カニ寿司とサバ寿司をね。家族が大好きなもんで。カニ寿司はもちろん、昆布でしめたサバ寿司もなかなかの憂品です(わたしは食べなかったけど)!
家に帰ると、真っ赤なグミのような果実がテーブルにころがっていた。ここ3日ばかり続いた猛暑のせいか、薄紅色だった
ユスラウメの実は一気に熟してしまったのである。ところが、どういうわけか、娘はアメリカン・チェリーを生協で仕入れてきていて、この二つのサクランボを混ぜ合わせてデザートにした。アメリカン・チェリーは甘くておいしいね。嘘みたいに甘いな・・・人工の甘さだ。対して、ユスラウメの実はちょっぴり渋くて、酸っぱいが天然の味がする。まさに野生の木の実。砂糖の入っていないブルガリア・ヨーグルトのような味覚とでもいったらいいだろうか。決して食べられないことはありませんよ!
- 2007/05/27(日) 02:55:57|
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